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オレンジ畑でつかまえて

渋谷のWebサービス企業の中の人。

DeNA小林師匠に学ぶ、これからのビジネスリーダーに必要なたった一つのスキル

GI力がない 生まれない らららら♪

 

こんな場末のブログをチェックなさっている読者諸賢のことである。恐らくは高いGI力をお持ちのことであろう。

英語力、ITリテラシー、ファイナンシャルリテラシーに続き、これからのビジネスパーソンにとってGI力が必須のスキルであると言われるようになって久しい。

急速にグローバリゼーションが進展するビジネスの最前線において、GI力が重要な意味を持つことは改めて説明するまでもないだろう。まさにGI力を制す者は世界を制すのであり、このトレンドを黙って見過ごすわけにはいかない。

そこはスカイツリー級の意識の高さを持て余す弊社役員陣である。WEB業界きってのGI力の持ち主、DeNA社小林取締役に教えを乞うことにしたのだ。

GI力、すなわち「我田引水力」(強烈な引力を以てして、あらゆる会話の流れを自身のネタに引き込む能力)を己の物とするために。。。

 

というわけで過日、都内某所にてDeNA社の小林取締役、否、小林師匠、並びに『不格好経営』で「日本一生意気な20代」の称号を不動のものとした赤川氏とご一緒させていただいた。

開宴早々、師匠の独演会が始まる。

「僕ね~、カキフライが苦手なんですよ。小学校の時に家にあったヒレカツを食べたら、それがヒレカツじゃなくてカキでしてね、それ以来ね、、、」

こんな調子で突如として師匠の生い立ちが披露されるのである。

噂には聞いていたものの、初っ端から一分の隙もないGI力!

時折、隣の赤川氏が「誰もそんな話、聞いてへんがな~」と突っ込まれるのだけど、これが何やら絶妙なアクセントとなり、ますます師匠の弁舌は勢いを増す。

完全に夫婦漫才である。

 

以降も師匠のGIトークは留まるところを知らない。

会話の端々のキーワードを巧みに掴み取り、話し手の息継ぎの間隙をすかさず突いては確実に話題を自陣に持ち込む。

やれハリウッドの歴史に見る企業の栄枯盛衰だの、全日空機のトイレのフタに秘められたおもてなしの精神だのと言った逸話の数々が会話のコンテクストを飛び越えて開陳されるのである。

恐るべき決定力。恐るべきGI力。

傍らの赤川氏が「その話聞くの、80回目やがな~」とぼやく様子を伺うに、恐らくは十八番の話題なのであろう。

ここまで来ると、もはや古典落語の域である。

かと思いきや、一旦中座した後にテーブルに戻って早々、満面の笑みで「今、俺の話してたんでしょ?」とお尋ねになる。

天性の天真爛漫さ、揺るぐことなき自己肯定感。

さすが「ヒカリエにこの人あり」と言われたガデンインスイダーである。

 

師匠の圧倒的な支配率で展開するトークの中において、弊社・川崎が渾身の力で披露したエピソード、「南場さんのご自宅にお邪魔したら手料理としてボンカレーを振る舞われた」事案に対しても、「その話、いただき!今度から完全に僕の身に起こった出来事として語ろ!」と仰り、自身の血肉となさる。完全に確信犯である。

「僕ね、人から聞いた話も自分が思いついたように話すんです。時々話してくれた本人に対しても自説として話しちゃう!」。

満面の笑みがまぶしい。

 

さて、ここまで読み進めていただいた読者諸賢の中には、「こうもGI力を発揮されると堪らない。聞く方はさぞかし辟易するのではなかろうか」と思われる向きもあるやも知れない。

しかしながら、これは大きな誤解というものだ。

驚嘆すべき博識と知性に裏打ちされたエピソードに潜む師匠の考察の深さは思わず聞く者を唸らせ、また天衣無縫なストーリー展開は聴衆の心を掴んで離さない。

まさに現代の宮沢賢治。純朴さ希みに充ちた楽しさは、我々を草葉のように震わせるのである。

またエピソードの数々が小林師匠の柔和で朗らかなお人柄と相俟って、思わず聞く者を微笑ましい心持ちにさせる点もここに付け加えねばなるまい。

 

先般出版された南場氏の『不格好経営』は日本経済新聞出版社から絶賛発売中であり、少なくとも一家に3冊は買い揃えるべき名著中の名著である。

不格好経営―チームDeNAの挑戦

不格好経営―チームDeNAの挑戦

小生としてはこうした名著に続き、小林師匠の『GI力経営』が出版される日を今から待ちわびてならない。

なんなら日々のGIエピソードの数々を日記にまとめてみればいかがであろうか?大変貴重なGIエピソードの数々を本にすることも今なら可能である。

そう、mixiならね。

http://mixi.jp/diary_book_teaser.pl

 

 

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※ なお本ポストの公開にあたり、DeNAのお二方に事前レビューいただきました。

こんなポストを真面目にレビューいただいたお二方に厚く御礼申し上げると同時に、送付した後「怒られたらどうしよう」と気が気でなかったこと、ここに白状致します。